解説:
「こどもの踊り」は、コダーイが子供のために作曲した12の曲集で、 教育的価値だけでなく、高い芸術性をそなえた作品です。
この楽譜は、コダーイが加勢るり子に手渡した楽譜をもとに 日本で出版したものです。 この時、コダーイは「ピアノを習う日本のこどもにとっては、 特に有効だと思う」と言って、自筆のサインを加えました。 楽譜の扉のサインがそれです。なぜ有効なのか については楽譜の最後にある解説で詳しく述べられています。
この楽譜は、ピアノ教育における専門的な研究対象としても 絶好の作品集となっています。 このような観点からも、一般の書店ではなく、 インターネットのみで販売されました。